Piano 里乃さん
 
歌ユミさん(再)

 
RoMiYU

インマヌエル讃美歌457
うるわしの白百合
(Tペテロ1:3)

1、麗しの白百合
ささやきぬ昔を
イエス君の墓より
出でましし昔を

麗しの白百合
ささやきぬ昔を
百合の花
百合の花
ささやきぬ昔を

2、春に 会う 花百合
夢路より目覚めて
限りなき命に
咲き出ずる姿よ

麗しの白百合
ささやきぬ昔を
百合の花
百合の花
ささやきぬ昔を


3、冬枯れのさまより
百合白き花野に
いとし子を父
はも
さましたもう今なお

麗しの白百合
ささやきぬ昔を
百合の花
百合の花
ささやきぬ昔を


注:はもについて

古語的用法で、
直前の「(天)父」を
強調しています。 
ですから、意訳すれば、
「ああ、天のお父さまは、
御子イエスさまを
甦らせたもうたのだ」と、
詠嘆の意味。

インマヌエル讃美歌歌詞版
では 父母も となっていますが、
誤植と思われます。
昭和6年の讃美歌は
「ちちはも」 とひらがなに
昭和29年版は
「いとし子を御神は
覚ましたも
う」
となっています。

三省堂 
全訳読解古語辞典によりますと、

はも(上代語)
(文中に用いられて)上の語を
とり立て詠嘆の意を添える。
・・・は。・・・は、ねえ。
例「昼はも日のことごと 
夜はも夜のことごと伏し居嘆けど
 飽き足らぬかも」(万葉集)
訳「昼は一日中、夜は一晩中、
横になったりすわったりして嘆き悲しむけれど、
思いの尽きるときがないことだ。」

(國光勝美先生、蔦田直毅先生、脇田兄ありがとうございました。)